――それはそれとして。[と、一度言葉を区切り、表情を緩める] 未知への純粋な興味と船への感心は、個人的には好ましく感じました。 機密に触れぬよう、という緊張はありましたが―― あれほどこの船の紹介を楽しく行えたことは、これまでなかったかもしれません。[そう付け加えた言葉も、また偽らざる本音であった]