[ 黒衣の剣士の揮う漆黒と真白の一対が、古戦場に漂う幽鬼達の残滓...その魂の残り香を白い焔に包み込み、内に取り込むのも、遠目に見えた。>>136
クルル、と、どこか哀しげに鳴いた騎竜の首を優しく叩き、やがて周囲が落ち着きを見せ、王の言葉に従って>>153休息に入ることとなったのを見て取ると、常のように、ゆっくりと、人の輪の端へと騎竜を降ろした。 ]
お見事でした、ジル殿。虹霓の精霊師の名の由縁、この目で見ることが出来て幸いです。
[ 騎竜には水と食料を与え、地に降りた男は、王の元へと足を向け、傍に休む最大の功労者に、まずは賛辞と微笑みを贈る。 ]