[不意の囁き落とした後、魔はすぐに顔の距離をあけ。浮かべるのは、変わらぬ笑み]……まあ、怒らせる真似をしたのはすまなんだ。だが、このままでは動き難いのでな。[軽く言いつつ、左の腕をひょい、と回す。素早い動きを持って、有無を言わさず抱き寄せた後]逃げも隠れもせぬ故、放してはくれぬか?[こてり、と首を傾いで再度問う。これで折れぬのであれば已む無しか、と思いつつ。*]