……うわっ!? わっ と!!
[視界に突然、硬質な何かの物体が現れ、咄嗟に飛び退きかけようとして。
足元がぐらつくその微かな間、表情が蒼褪めて、必死に体制を立て直した]
このっ……無礼な妖精め!
この僕でなければ落ちていたぞ!
もしお前の巣をみつけたら、せっせと溜め込んでるその蜜をしこたま回収してやる!
世界樹の近隣でとれる花蜜はエルフや精霊にも愛される高級品なのだからな!?
[危うく落ちそうな感覚を味わわされた為か、姿も見えない悪戯妖精に怒鳴りつけるが。
然し今の所、目的の排除するべき蛇はもう少し先の場所に存在するらしい]