―少し前―
(あ。これは鼻の下伸ばしてる振りして色々巡らして値踏みしてるな〜。タッくんってば意外と真面目ちゃんだから。
うちの鉱脈に関しては内緒にしてるけど、タッくん知ってんだったっけ〜?)
[昔馴染みの様子に、うんうん、と勝手に想像を膨らませた。
レディ・タイクーンは才媛だ。矜持の高さと才能は見合っている。だがそれだけじゃなくて愛敬があると思っている領主は割と変わり者かもしれないが。]
むぎぃ! 痛い! タクマ! 足、でか足が俺の大事な靴踏んでる!
そうそう。悪いのはこのバカだ!
但しそんなの領主にしているのはこいつらだ!
[足を踏まれた意趣返しとばかりに胸を張るが>>61
自分で言っていて悲しくならないのだろうか。この領主は]