―回想・薬草園への道―[あれは、5年位前だったろうか。あの時も今と同じか、それ以上Esはいた気がする。冬が終わり、穏やかな春の日差しが注ぐ日だった。自分よりも年上の、だが新入りのEsにとある密会に誘われた。狩猟に向かう王子が居ない日、イドの監視が緩くなる時。そこで一つの相談を持ちかけられる。]