人狼物語−薔薇の下国

515 豪華客船の共存試験


御曹司 ルートヴィヒ

どんなものでも構わないさ。
俺のパートナーのセンスが良かろうが悪かろうが、俺は考慮しない。
店の者に見繕ってくれ、と言って体を委ねれば、サイズに合うものを出してくれるよ。
こういうところに入っているブティックだ。
何を選んだとしても、大して変わりはないだろうよ。

[うんざりした顔を隠しもせず、手を振って雑にそう答える。
そこにはオシャレにうるさい妹がいる兄の顔が見えていた。
服の見立てにつきあわされて、あれがいいこれがいいとなる拷問を思い出して頭が痛くなる。
もっとも普通の店に足を運ぶのではなく、外商を家に呼びそこで持ってこさせた物の中から気に入ったものを購入するというスタイルなのだが。
それでも、「お兄様、どれがわたくしにお似合いだと思って?」と延々とファッションショーを見させられるのは男には苦痛でしかない]

(169) 2019/01/13(Sun) 16:20:34

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