―酒場内カウンター―
>>140>>141 クレメンス
ごめんなさい、此方で何度かお見かけしたことは覚えているのですが……
よろしくお願いします、クレメンス。
あら、知らないところで噂が広まっているなんて怖いですね。
一体どんな噂でしょう?
[怖いという言葉とは裏腹にどこか楽しむような笑みで問いかけた。
頬杖を付き語られる言葉を聞きながら、グラスを傾け喉を潤す。
立ったままの自分では相手を見下ろすことになっただろうか。スツールのような高い椅子に座っていたならちょうど目線があったかもしれない。]
たしかに………
私も最初に仲間を見つけたのはこの酒場でした。
もう░▓▒▓█▓░░▓▒年前になるでしょうか。
[ようやく魔法使いとして魔物とも戦えるようになった頃。
先日別れた仲間と出会い旅をするようになったのだった。
懐かしさに瞳を細めるものの、何年前であるかは巧く誤魔化した。]