人狼物語−薔薇の下国

340 下克上の服従試験


猫目 コンスタンツェ

[黄色い瞳孔を横に流した先に、眉間に深く皺が刻まれる相手が見えた。

最もな言葉を並べたてられてしまえば、コンスタンツェはローブを手繰り寄せて身体を丸めるしかない。]

 今日のリヒャルトは理屈っぽい。

[苦し紛れの文句は恐らく聞き流されたであろう。
そのまま口を閉ざしていれば、無言を肯定と捉えられたのか村の近くで馬車が止まる。

極めて自然な紳士的態度のおかげか、魔除けの小瓶の代わりだろうか。
荷馬車の主人のささくれ立った手から飴玉を受け取っているのを、荷台から覗きこんでいた。]

(169) 2015/06/02(Tue) 10:37:05

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