>>164春眠あかゆめを覚えず…古代中国において言い伝えられてきた諺。中国の黄河がこの諺の発祥の地である。「あかゆめ(朱喩眼)」とは人の見る夢を主食とする妖怪・獏の一種であり、夢主を毎夜少しずつ食んでいく。その風貌は赤い眼、黒い毛を併せ持ち、西洋における怪物「人狼」と酷似しているとの伝承が言い伝えられている。民間に伝わる伝統での退治法として、「朱喩眼は吊ろう」と云う言葉を投げかければ寂しそうな目をして去っていくらしい。 民明書房刊『隠された妖怪、朱喩眼の実態』より