― →社 ―
[川沿いをしばらく歩き湖畔に辿り着けば、先と同じく菫青石の橋がかかっていた。
元々結界により近付くことが出来なかったとは知らぬこと。
橋を渡り社の方へ歩を進めれば、抵抗なく其処へ至ることが出来た]
……さて。
[神魔の姿は既にそこにあったか否か。
なければ姿を現すより早く、跪いて祈祷の姿勢を取る]
グリュングレースより巫女としてこの地に参りました。
神魔様、どうかお目通りを願います。
[相手にとっては意味を成さぬものかもしれないが、立場通りの礼を尽くして、彼の者の言葉を待った*]