[無理しすぎたかと思わなくもないけれど、自力で馬に乗らせようとしたら、どうしてもリエヴルの右腕に負担がかかる。それを思えば大したことはなかった。痛みが収まると、エーデルヴァイスの手綱を握って、リエヴルに話しかける]あ、少し、頭低くしてろよ。前見えないから。[そうして視界を確保すると、花咲く草原に向けて緩やかに馬を歩かせた]