− 対峙 − >>93>>94[バランの身体が、意識がこの世界から消え去る。耳の奥で蟠っていた”声”も、パリンと弾けて止んだ。] …、[血親が目の前で失われるのを見ても、今回は涙を零さなかった。静かに見送る。]