「貴女が私を望んでくださるというのなら、このペンダントを、貴女にお渡ししますよ。これでどうでしょう?」[彼がポケットから出してきたものを見て、空気が凍る。目の前にあったのは、家を出る時挨拶した父の首に、確実にかかっていたペンダントだった]