[>>159雪と結晶の魔女が、戸惑ったように首を傾ぐ。
けれど、契約者から人狼の存在を教えられていないとも思えず。
その動作の意味は、少年には解らない。]
わけが わからない、のは、
貴方 でしょう……っ
[アヴェ戦の直後も吹雪を当てられた事を思い出し、ふつふつと怒りが沸いてくる。
確かに自分は軟弱だ。それは言い訳できない。けれど悪いのはいきなり攻撃してくる奴だろう!]
[雪と結晶の魔女が他の場所へ視線をやるけれど、自身は振り返るわけにはいかない。
後ろを向いた途端に吹雪が襲ってくる可能性がある。
一度に二つの魔法を発動させることはできない……と思うし、彼が吹雪に切り替えようとすれば、それは逆に反撃のチャンスとも言えるだろう。
重みと痛みで潰れるのが先かわからないけれど、暫くは、睨みつけたままで。]