[糧、とシメオンの口>>157から漏れれば] ――ん。 分かってはいるんだが、 人の血を飲むと、人であった頃を忘れてしまいそうで[糧を口にせぬのは気持ちの問題だけ。踏み切れずにいるのを会って間もない客人にぽつと零すのは気が弱っている証拠かもしれないと口元に自嘲を滲ませた。]