人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


蒼眼の天使 カレル

  ―天獄の泉:回廊―

[ 人気のある回廊を早く過ぎ去りたかった。
 男の目的地は判らず、
 途中何度立ち止まろうと息を潜めた事か
 判らない。

 その度に声を抑えて周りに誰かいない者か
 神経を尖らせて
 そこに誰の気配もなければ安堵したよう
 肩を落としてみせただろう。
 
 だが、それも長くは続くまい。
 男の言動>>148に自身でいっぱいいっぱい  
 の迷い子が視線を動かせば、
 遠くには紅白の組み合わせ>>126>>137
 彼らは此方に気付いたかどうかは判らない。

 だが、横抱きにされている恐らく天使の
 方に顔を痙攣らせ、移動する際、
 擦れても良いから背伸びをして傍の男の
 耳元に囁いたのだ。 ]

(168) 2018/03/22(Thu) 23:46:36

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