(きっとスノウちゃんは知ってるよね……。ごめんね。)
[だって、私を取り押さえるのは、ガーディアンシステムのスノウちゃんだもの。
ズキズキと痛む胸を切り離し、そうね、とその白い毛を撫でる。
スノウの姿が見えなくなれば。]
……根絶、ね。
なら、真っ先に死なないといけないのは……多分私ね。
[今は人間の爪……土で汚れた爪を見ながら……クシャリと悲痛に笑う。
死にたいとそう願ったにも関わらず、生きている自分。
沈む気持ちを抱えながら、足は無意識に第2エリア……自分の店がある方へ歩いていたのである。*]