人狼物語−薔薇の下国

208 守護天使は暗闘する


天使 エレオノーレ

 シルキーさまが人間を?

[シルキーの部下となってもう大分経ったつもりでいたが、少なくとも仕えはじめた頃にはシルキーはもう人類を下等だとみなしていた。
だから告げられた言葉>>160に再び驚いた顔をして。

それから。
それでは人類ごときがシルキーの考えを変えるほどに、影響力を持っていることになるのだろうかと思う]

 切欠……
 最初はボクも人間のことを理解しようと試みたこともあります。
 ただ、人間の寿命なんて本当に短くて、産まれてすぐ死んでゆく。
 その僅かな人生の合間、いくら彼らが精一杯生きようと努力しようとも、ほとんどが世界に影響を及ぼさない意味のないもので。

 その意味のない生を眺めていても、どうして彼らがそれでも努力するのか考えても理解出来なくて。
 理解出来ないものは、理解する必要もないのだと。
 そう思うと……興味が失くなったんです。人類に。

[それはアレクシスに語ったものと、ほぼ同じ答えだった]

(168) 2014/06/20(Fri) 22:09:56

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