お転婆娘が士官学校に入り軍人になった…、と。 これの所為だろう、父君にお聞きした。[これ。と、己の軍服を示して見せ、] ……よろしく、と言っていた。 たまに顔を出してやれよ。親は親だ。心配している。[恐らく顔を合わせれば素直にはならんだろうが、と。軽く笑う調子で、”お転婆娘”へ目を細めたが。]