人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


死せる忠臣 クレステッド

―街道―
[弓隊と共に山に潜んでいた彼の目からは、躊躇なく後退の指揮を取る指揮官の姿>>162がハッキリと見て取れた。

――この地形を見て即座の撤退を決断するか。
――それでも突っ込むようなら将にはなれんか。

声に出さずに心で呟き]

射手隊。連中に対して地の利がある以上は攻め手を緩めるな。オークの部隊も連中に石を投げつけろ。弾は多いほうが良い。
ここで全滅させるのが望ましい。
……ん、あれは。

[指示を出していると、遠方から異形の馬に乗った者共>>153が到着する。
魔王の代理人だと自分を称しておき。幽体の体を見れば彼らもそのことを信じたようで。]

お前たち、追撃戦は出来るか。
……いや。ただの確認だ。よし、ならば、私に続け!

[鋭く号令し、急ぎ行動を開始する。
騎兵達から見れば、ダークエルフの弓隊の放つ毒矢とオークの兵士が投げつける石礫が雨霰と降り注ぐ中、幽鬼の馬(>>1:74)に乗ったこの世ならざる者の後ろから、異形の馬――彼らいわく、騎士目亜――に乗った熟練の弓騎兵が追う形になる]

(167) 2014/09/21(Sun) 01:24:56

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