…どうやら色々と慌ただしくなりそうだ。
たしか、ボロ船ゲフンゲフン、
テウなんちゃら号の修理もそろそろ完了するんだよな?
[トールの恐ろしい拳を思い出して、
うっかり口にしかけた言葉を誤魔化しつつ。]
他の乗組員とかがどうするかにもよるけれど、
このままアンドロイドを放置するってのは、…
――廃棄するのと同義、と私は思うわけだ。
もし引き取り手がいないのなら、
一緒に連れて行きたいとも思うんだが、
イカムシ号に乗員数の余裕はあるかな、トール殿。
[茶化しながらも、そんな提案を一つ置いて。]