[こちらの意志はどこまで届いただろうか。 護衛の兵には、ある程度敵兵を散らした後は味方を誘導し下がるように頼んである。 しかしその動きの中でも、双剣の精霊師だけは、前へ前へと走る] ――やはり、[霧の向こうに、その姿はあった。>>135 他の兵が撤退する中、一人立ち止まっているようにも見えるその姿に、僅かに上気した顔で呼び掛ける**] 貴方だったのですね、シュテルン!