人狼物語−薔薇の下国

515 豪華客船の共存試験


御曹司 ルートヴィヒ

「それならばストラ家の坊ちゃま、しばしの間お黙りくださいますか?
元々貴方の許可を求める必要はなかったのですよね。
この美しいお方に直接お願いいたしましょう。
……ストラ当主が持つペンダントの正当な持ち主である方に」


[自分相手は無理だと悟ったのか、さっさと切り替えてくる相手はさすがに一筋縄ではいかない。
本性が現れたな、と感じたが、その発した内容にはこちらの方が無意識のうちに顔が強張った。

相手のいうことは正しくはないが外れてもいない。
父がもつあのペンダントはただのペンダントではあるが、そこに込められていたカサンドラの力は彼女のものだ。
その力の持ち主が本当はカサンドラだというのなら、ペンダントの正当な持ち主はカサンドラということになる。
どうやって手に入れた情報かはわからない。
恨みを買ってのし上がってきた一族だから、仕返しをしようと探られている可能性だってある。
これも相手がストラ家に関する断片的な情報を集め、その結果推理したものかもしれない。
だからこそ、自分から迂闊なことが言えない。
言ってることがわからないな、とでもいうような静かな目で相手の顔を見返した]

(167) 2019/01/18(Fri) 23:55:44

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