先生……! 起こしてしまいましたか……?
大丈夫……じゃないですよね……。
[シェルダン先生が目を覚まされたのです>>99。
私が声を張り上げたせいで起きてしまったのでしょうか。
先生が間に入って下さったこと、意識が戻ったこと、安堵と緊張の糸が切れたことにより、私の頬に熱いものがそっと零れ落ちたのです。
普段と特に変わりのない様子で、問われたことには>>122]
もう……もう……! どうしてあんな無茶なことするんですか!!
医者の不養生って言葉、先生と会って数ヶ月しか経ってないのに、もう何回言ったと思うんですか?!
……最低でも数時間は経ってます。
先生見つけたとき、冗談抜きで死んじゃったのかと思っていたのですよ!
[熱いものは一旦零れ落ちてしまうと、止めることは大変です。
だから、エレオと抱き合ってたときも、今回も、必死に抑えていたのですが。
涙声は先程よりも酷くなっていたことでしょう。*]