シュテルン・・・君も生き延びていたのか。
[遠い縁である。何度か助けたこともあるが、基本的には疎遠な仲であった。それだけに、今回も大事になると思っていなかったのもあり、助けに行くことは無かったのだが。]
君だけなのか?義姉さんは・・・
[言いかけて、この姪が家庭内で虐待を受けていたことを思い出す。本人に知られないように何度か義姉に話をしたこともある。自分も子供を持つ身、虐待など許しておけるはずも無かった。
だが、目の下の痣を見ると、どうやら変わっていないのだろう。そして、そんな義姉と一緒に逃げてきたとも考えにくい。]
無事で良かったが・・・正直状況は厳しい。どこか身体に不調や困っていることは無いか?やや顔が赤いようだが・・・