― 公国前進拠点・トルステン准将執務室 ―
[作戦決行後翌日。
召集を受けて総指揮官の執務室に赴いた。>>70
シロウが帝国側の動きを察知し、それに対しての意見をということらしい。>>1:923 ]
拠点の移動を行うというのが、確かな情報だとしたら。
先日の作戦の結果も鑑みりゃ、まず兵を引く選択肢は無いだろうな。士気に関わる。
となればより、敵軍が肉薄するような布陣になると予想する―――が、
[そこで一度言葉を切って、発言者…カサンドラに視線が向く。>>79
後を引き継いだのはベリアン、彼の言葉もまた地図を睨みながら聴いた。>>129]