―回想・ディーターとの会話―
[資料に対するディーターの解釈>>154に目から鱗が落ちたような顔をして]
人狼を崇める側が書いた…って発想は無かった。
この資料は、この島の歴史の一つとして書かれたものだとばかり…。
[資料を見ながら呟くようにそう言えば、次いでディーターから暗く冷たい声で紡がれた言葉。]
それ…は…。
[書いた人物が人狼を崇める側なら、誰か…人間を陥れるために書かれている可能性が頭を過る。
この資料には嘘もいっぱい混じっているんじゃないかと思えば、残りは適当に流し読みした。]
…人狼のほうが恐ろしいよ!
[幼い頃に人狼によって両親を殺されたヨアヒムには、ディーターの言葉に含まれる真意などわかろうはずもなく。
クララに対しての時と同じように語気を荒げて言い返した。]