―回想―
中々ボケねえし病気にもなれなくてさぁ
早期退職できねえでいるよぅ
ジジイになっても現役からは抜け出せねえみたい
[冗談言ってる間はまだボケない気がしてる。
その内クソジジイと呼ばれる世代になるのかあ、と思うと感慨深い。よく今まで生きてきたよ。]
わぁ優しい おじさんありがたくて涙が出ちゃう
じゃあ思う存分羽延ばしとくわ
[20歳差? 何それ美味しいの? と言わんばかりである。
そういやこいつ、中々敬語抜けなくて何度か訂正したっけね。悪い事じゃない…むしろそれが普通というか、俺みたいな奴以外だとそうしないと出る杭になるから止めとけという事になる。
敬語抜けたのは、ソマリがここを出る一年前ぐらいだったっけ?
ちゃんとした年数なんか覚えてねえや。]