――だいじょうぶですか?
[湯に足をつけ 痛みに眉をしかめる彼>>138に、ちいさくといかけます。
大丈夫もなにも、彼はドロシーの言いつけでこんな目にあっているのですから
それはなんともこっけいな問いだったでしょうけれど。
それでも ねぎらいのつもりでしたのに、目の前で痛がられてしまっては、眉も下がるというものです]
ひゃくといわず、
ずっと つかっていたいきぶんです。
[彼の脚の間、その両脚に腕をまわしながら、お湯の中で脚をばたつかせます。
ゆれる水面と、それにうかぶゆりの花。
それはなんとも幻想的で、ドロシーの胸をまたひとつ、たかならせました]