人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


ダークエルフ ヴェルザンディ

― 450年前:大森林 ―
[頭上から降る声にびくりと身を竦ませた。
悪戯を見咎められた子供のように―――否、子供なのだ。]

 わっ!?
 まじりもの、なんてかっこわるーい!はいぶりっどってゆってよ。

[伸ばした手を風に払われ、ちぇっ、と舌打ちしながら手をさする。]

 えー、ケチんぼドラゴン!
 ”しょくばい”が無いとお前ころせないんだもん。
 この鏡使えるの今一族ではおれだけなんだぜ、すごいだろ!
 とーさんもかーさんもこれできれいにしたんだ。
 長老たちすっごいよろこんで褒めてくれたんだぜ。
 あんたもきれいにしてあげるからさ!

[ころころと笑いながら、純粋な悪意を何の躊躇もなく曝け出し、誇らしげに話す。]

(167) 2014/09/12(Fri) 23:32:41

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