[>>78宿に向かう途中、村の外へ続く山道をこちらに向かって歩いてくる青年に気がつく。
旅慣れてる服装だが荷物の量から見て行商人だろうか? 別に放っておいても良かったのだが、だいぶ疲れている様子に思わず声をかける。]
あんた…、大丈夫か?
もしレジーナの宿に行くんならついでだ、少し手伝ってやるぜ?
[彼が商人なら大事な商品が入ってるんだろうから、勝手に荷物を掴むようなマネはしない。あくまでも判断は彼自身に任せる。
アルビンがいつ頃から村に出入りしていたのかは知らないが、時々帰ってきてはレジーナの所で食事をしたりする都合上。若い行商人が月に一度出入りしている話は聞いた事があった。しかし、目の前の青年がそうだとはまだ知らないまま。
もしアルビンが拒まなければ手伝って、宿に行くならば共に。そうじゃなければ途中で別れてレジーナの店の扉をくぐった。]