先生……っ!
[2年もの時を経た現在では、今更過ぎる問い掛け。
けれどそれほどまでに自分たちを心配してくれていたのは、余りにも恩師らしくて。
突っ込み入れるリヒャルト>>157を余所に、ロヴィンの傍らへ屈み込む]
私たちは無事ですっ!
あれからも、いろんなことがあって……!
[歳月の経過は、自分たちの見た目にも表れているだろうか。
少なくとも髪の長さは、元のまま変えていないけれど]
――だから、早く先生に報告したかったんです。
またお話することが出来て……本当に良かった……。
[ここに至るまでのあれこれは、語りだせば切りがなさそうだったから、今はその想いだけを口にする。
尤も、声が詰まってしまったから、語ろうにも語れないというのが正しかったかもしれない*]