―少し前/医務室―[彼に初めて声を掛けた時>> 0:147>>0:186、白い被布の下で、砂漠の風に舞うように揺れていた長い金の髪。ロウが、それを惜しんでくれていたとは気づかなかったけれど……。] ―――…ふふ。[彼の、砂色に近い髪を柔らかに撫でると。頬に触れる髪がくすぐったいのか、瞳を細める様子は。 どこか――…“幸せそう”にも見えて。>>118]・