― 特別室 ―[異音。 それを耳が捉えた瞬間。 相手の速度がわからない限り、刃を振るってもタイミングがずれれば終わり。 なら。 僅かに身をかがめつ、横へ躱そうとするけども。] ―――っ!!!![一瞬遅れ、篭手が頬を横殴りにし、闇刈人の身体は後ろへとよろめいた。]