[弓なりに撓る身体を、その腰を強く抱く。下腹部から露呈された肉塊へ唇で触れ、せり上がる歪んだ欲望と熱い吐息ごと、言葉を紡いだ] そう、…そうやって、もっと強く、噛んでみて。[自己の左耳に伝う濡れた感触、歯列の硬さ。心地良い痛みが本物の傷みになることを、望んでいる自分がいる]