― 回想 昨晩/メイン・サロン ―
[「諦めた人間」、そう言い当てられて心臓が跳ねる。>>108
冷たい笑みを浮かべたローさんには、俺の醜い考え>>3:360もお見通しなのかもしれない。
まさか他の『人狼』のことも信頼していないとは思わず。
好きにしろ、と。
突き放すように告げられた言葉>>109に、悲しくなるけれど。
それなら、俺は俺のやり方で『人狼』『ガルー』の手助けをさせてもらうよ。
俺にできることなんてそう多くはないかもしれないけど。
そんな風に思っていれば、]
気づいたら、天国の扉の前…?
[冷たく告げられた予想外の「忠告」に、一体どういうことだろう、と首を傾げる。
そんな俺に構うことなく、立ち去るローさん。
…振られちゃったな。
まあ突然こんなこと言われて、はいそうですかって信用できなくても仕方ないか。
でも、『人狼』、『ガルー』に生き延びて欲しいっていう俺の想いに変わりはない。
例え「幻想」だったとしても、俺はもう、そこにすがるしかない。
ローさんの「忠告」を頭の片隅に入れて、その後ろ姿を見送った。**]