〜回想・墓地へ〜
[降りた順番から必然前を歩くことになったが怖がっていた靴屋がちゃんと後ろからついてきているか心配で時折後ろを振り返る
先ほどの自分のつぶやきにきっといつもの彼ならなんてこともなく言葉を返してくれたのだろうが青い顔からはその余裕もないことが伺える]
……とりあえず…進むぞ?
[目の前に出てきたハシゴに手をかけ蝋燭を持ったまま器用にひょいひょいと登っていく、抜け道を出るとすぐ目の前に墓地が見える]
確かに…近いな…
[いったいあの領主はどれほどの時間をかけてあれを掘ったのだろう…暇人だとは思っていたがこれほどとは…]
フランツ…大丈夫か
[ひょいとハシゴの下を覗き込み声をかける]