[なるほど、これはキツいな。じっとしてなどいられない。ルートヴィヒの壁を押しのけて、扶翼に直接触れる。亡霊の入り込む隙間もないように、太陽の熱を与えるように、背後から抱きしめた。] おれを見ろ。 ── おまえは、誰にも渡さん。[手に手を重ね、ボタンを押し込んだ。17(20x1)*]