[ しかし、自分に出来なかったことを
彼女がやり遂げてくれればいいとも思った。
そう、言い聞かせた。
だから、その約束が
果たせなかったと、ナネッテは知らず。
知ったならば、"同じ" だと嗤うのだろうか。
ここまでよく来た、と微笑むのだろうか。
傷を舐めあい、泣くのだろうか。
辛さを侘しさを、悲しみを、絶望を、"同じ"を
知っているからこそ、殺して、あげられるだろう。
殺して、しまえるだろう。
それは身を切るのも同じこと。
分からない、分からない。
このERRORがうるさくて。 ]