――貴族街・ラバル家屋敷――
[案内された客間で見るリヒャルトの姿。
一言目に冷たさを感じると妙に心が苦しい。
遠く感じてしまう結婚相手にアイリは寂しさを感じたものの、その態度に立場の違いを知る。]
・・・・。
リヒャルト殿、突然の訪問すまなかった・・・。
しかし・・・・・・。
[アイリもアイリでその溝を埋めようとすることが出来なかった。
毎日のように聞く様々な噂話、
実際に行われた暗殺の内容までは知らないまでも、陰謀説にアイリはあの発表のときに拍手をした元老院達を疑っている。
(ひょっとしたら彼も裏で何か動いているんじゃないだろうか・・)
[そんな不安が過ぎり彼にぶつける疑問。]
・・・・私が来たこと、本当に嬉しいとそう思ってるのか・・・?
[不安が過ぎり、私の目は不安の色が混じりだす*]