…ん?
[ぼんやりとしていると、ふいにシモン>>146が声をかけてくる。]
ああ、分かった。後で行く。
[何の用かは知らないが、彼がこう言ってくることを見ればそれなりに重大な用件なのだろう。頃合を見て避難部屋に顔を出すことにする。
そうして暫くすれば壁から体を起こす。取り敢えず今は一人になりたかった。
談話室から立ち去ろうとして、疲れた表情で椅子に座り込むヴァルター>>150に一言]
アンタに言うことじゃなかったな。
つい熱くなった。……すまない。
[それだけ静かに告げ、ふらりと宿の外に出た。**]