[ 子供達に消火班の任務を与えたのは、他ならぬ男の発案だ。なぜ放火の企みに気付いたかについては ]
ディーク!!
[ ディークの姿を視界に捉えると、男は声を張り上げる。
護衛兵の類は着いて来ていない事は、振り向けば判るだろうが ]
マーティン・トッドは、捕らえたぞ!他の連中も、大方捕まる頃だ!
[ マーティンの手配書はレオヴィルにも届いていた。だから、荷置き場で怪しい男たちを見かけた後、別の場所で、マーティンを見つけた時にピンと来たのだ。
彼を捕まえる為には、少々大立ち回りを演じなければならなかったが、おかげで傭兵達とディークの目的を知る事が出来た ]