人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


新入り ディーク

廊下→浴場

…信じられるもの…使えるもの……。

[>>0:153 中庭への途中、リエブルから教えられた言葉を繰り返す。だけど記憶のそれは、どうしても悲しい響きを持っていて。]

今の俺には…、リエヴルさんしか…。

[無意識に手を伸ばした制服のポケットに、先ほどクレステッドがくれた飴が触れる。
薬包紙を解いて乾いた口内に放り込めば、苦みのほとんど無い、ほのかに優しい甘さが広がった。]

後でクレスさんにも、ちゃんとお礼をしないとな…。

[舌の上で転がす度に溶ける甘さは、じわじわと身体中に染み込んでいくような気がする。
まるで母親に抱き締められている時のように、痛みもまた和らいでいくようだった。]

俺は誰かを使うなんて…。

[出来そうにない。]

(166) 2013/09/29(Sun) 01:37:17

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby