― いつか・ベルサリス学館にて ―
[万が一、本当に金の貸し借りならたんまり金利を吹っかけてやるところだったが、やはりそういう話ではなかったようだ。
クロードが真面目な顔をすると>>148、こちらも話を聞こうと真剣な顔つきになった]
ん?ああ。お前らの活動な。
わざわざここにこなくても、世界のことやら身を守る術を教えてもらえるって評判じゃねーか。
[学館は貴族から庶民まで、出自も性別も関係なくあらゆる階層に門戸を開いている。
とはいえ毎日の仕事に追われるのが精一杯の者たちには学べるだけの時間は作る事ができない。
それらの――日々の生活以外のことも知りたいと願う好奇心溢れる若い者にとっては、クロードたちの活動は歓迎されていた]