― 決戦の日/ブラバンド ―
へえ…。器用なのですね。
[以前シメオンからのお土産としてもらったカステラ>>3:431のことを思い出す。今の光景から想像するならば、あれも彼の手作りだった――ということだろうか。
ふわふわな泡が、甘い色のソースと混ざって可憐な色に染まる。
幾つもの小さな容器に、一気に幸せが満ちた。
興味深げに手つきを見ていたからだろうか。
おすそ分けの言葉>>159をいただいて、はにかむように表情を緩ませる]
…、よろしいのですか?
嬉しい。是非、お味見してみたいです。
[素直な笑みが礼を紡いだ]