[受け入れる其処に彼が触れた瞬間、あぁ彼は抱く側なのか、なんて場違いな事をふと、考えてしまい、思わず笑いそうになった呼気を隠した]
く……っ、……―――ぁ、…っ…――ー!!
[等閑に慣らされただけの箇所は、それでも雄を受け入れる事に慣れきっていて、彼を苦しめる程に締め上げる事はなかっただろう。
貫かれる衝撃に全身をびくりと跳ねさせて、やっと、初めて、か細く微かに鳴いた。
内で裂けた粘膜が、引き合い繋がり合ってその逞しい侵入者をぴったりと覆って、内側の筋肉が柔かく抱き込み、従順に受け入れる。
斟酌抜きで揺さぶられても慣れたもので、次第に、責め立てる抽迭に合わせて腰を使い自己の愉悦を追い始めただろう]