― 回想:墓場へ(抜け道) ―
[梯子を下り終えるとコンラートが蝋燭に火を灯す。
ぼう…
と周りが映し出される。
抜け道の大きさは人が一人通れるくらいで、横に並んで歩くのは無理だった。
先を歩くのも後ろを歩くのも嫌だった。
蝋燭を持っているコンラートが先頭になって歩いてくれただろうか。
こんな抜け道…どうやって作ったんだろうな…
と聞かれても>>156、そんなことを考える余裕がなかった。
しばらく行くとコンラートが立ち止った。
前を覗き込むと行き止まりの壁に上に通じる梯子があるようだ。]
これを昇ればいいのだろうか。クレステッドの言う通り本当に すぐ ではあったが、何故こんな肝試しのようなことをしなければならないのかと(以下略)]