― 第二艦隊/戦場南側 ―[方向転換中の第二艦隊もまた、新たに現れた敵機を含む攻撃機隊の攻撃に晒されていた。今のところは直掩隊の働きと副砲や速射砲の攻撃とで敵機を寄せ付けないでいるが、いつまで続くかはわからない。それに、懸念もひとつあった。] 飛来した敵機、数が多いですね。[最初に受けた報告では、援軍に含まれる水母は1隻だったはずだ。だが飛来した攻撃機の数は1隻が運ぶには無理があるだろう。より優勢な勢力が出てくることを、心のうちで覚悟する。]