― 戦場・河岸方面 ― 気配が薄く広がっているのは……援護の術のせい?[術の残滓に眉を顰める。 海精軍側が僅かに押されて見えるのはそのせいか。 しかし氷竜軍側も攻め続ける意志があるにしては少数で、引くに引けない状態なのだろうと判断する] ――皆さん、わたくしの援護はもう結構です。[そう声を掛けたのは、海精軍側の後方に紛れる形になった後のこと] ここから一気に前方へ。 奇襲にて氷竜軍を下がらせてください。